海外旅行・観光情報の「地球の歩き方」TOP  >   エアラインプロフィールTOP  >   LCC(格安航空会社)とは?お得な航空券の探し方  >   LCCを利用する前にしておきたい準備

LCCを利用する前にしておきたい準備

レガシー・キャリアと同じような感覚でLCCを利用すると、ガッカリするばかりでなく、あれこれ不便を感じることも多い。
乗ってから後悔しないように、事前にサービス内容を確認したうえで、しっかりと準備しておきたい。

メール プリント もっと見る

LCCに搭乗することになったら、「安かった」と喜んでいるばかりではいけない。事前の調査をしっかり行い、準備に取りかかろう。サービスの有無やその料金は、エアラインごとに大きく異なるので、まずは、エアラインのウェブサイトのチェックから。
「知らない空港に降りたって焦った」「大きな荷物を持参して、逆に高くついた」「毛布が借りられなくて風邪をひいた」などといったことにならないように、まずは以下のことから実践してみよう。

【1】空港名の確認

LCCが利用する空港は、メジャーな空港ではない「第二空港」であることも多い。搭乗時に間違った空港に行ってしまわないように、出発前によく確認しておきたい。また、搭乗口が通常よりも遠い場所にあったり、バスで向かわなければならないケースも多いので、時間には余裕をもって出かけるようにしたい。

到着する空港についても同様だ。たとえば、「ロンドン」という地名を聞くと、一般的にはヒースロー空港だと思いがちだが、そのほかに4つの空港がある。到着してから焦ったりしないように、事前に空港名を確認するとともに、市内への交通手段をよく調べておこう。

【2】余裕のあるスケジュールを組む

駐機時間を短めに設定しているLCCの場合、いちど遅延が生じると、その後の便もドミノ式に遅れることになる。
LCCによって違いはあるものの、遅延が頻発しているエアラインもあるので、トランジットには余裕をもたせてスケジュールを組んでおきたい。

【3】荷物を減らす

レガシー・キャリアは、たいてい20キロまでは無料で受託手荷物を預けられるが、LCCの場合、この制限が15キロであったり、あるいは預ける荷物がある場合はすべて有料だったり、と、よぶんな料金が発生する。
また、超過料金も「1キロにつき1,500円」などと小刻みに設定されていることが多いので、節約を心掛けるのであれば、荷物は少しでも軽くしておきたい。

ネット予約時に、オプションとして受託手荷物を一緒に申し込むシステムになっているエアラインも多い。この時点で申請しておくほうが、空港で申告するよりも割安なケースが多い。

エアラインによっては、機内持ち込みの荷物にも重量制限があるので、そちらも注意しておこう。

【4】エンタメ機器の有無などをチェック

レガシー・キャリアでは、機内の映画上映、座席モニターでの映画視聴や音楽鑑賞など、当然のように無料で楽しむことができる。
しかし一部例外はあるが、たいていのLCCでは、このようなサービスが用意されていないか、あるいは有料でヘッドフォンを貸し出す(あるいは販売する)サービスをしている程度だ。
利用するエアラインのサービスがどうなっているのか、事前にチェックしておきたい。
LCC路線は、長時間フライトが少ないとはいえ、退屈しそうだと思ったら、本や雑誌、音楽プレーヤーやDVDプレーヤー、ゲーム機などを用意しておこう。

【5】機内サービスの有無などをチェック

チェジュ航空は、LCCでありながら、日本路線についてはおにぎりが無料で提供される。しかしこれは例外中の例外。LCCは、食事は原則として有料であるし、メニューはたいてい軽食だ。
これらの有料の機内食にチャレンジするのもいいが、搭乗前に空港で食事を済ませておくのがいいだろう。
食事の持ち込みは不可となっているエアラインも多いので、事前に確認しておきたい。

また、飲み物についても、有料になっているケースが多い。たいていは市内価格よりも高価なので、少しでも節約したい場合は、事前に用意しておこう。ただし、搭乗前の荷物検査のときに液体は没収されてしまうので、空港内の売店で買うしかない。

【6】毛布の有無などをチェック

レガシー・キャリアでは、無料で毛布や枕の貸し出しがあるが、LCCでは、そもそも準備されてないこともある。あるとしても有料であったり、用意されている数自体も少数だったりする。
冷え性の人や体調の悪い人、小さい子どもがいる場合は、重ね着できるような服装を自分で用意しておきたい。

また枕が必要な人は、空気で膨らませて使用するトラベルピローなどを準備しておこう。かさばらずに携帯できるので便利だ。

【7】肺血栓症に注意する

LCCの座席は、レガシー・キャリアに比べるとたいていシートピッチが狭い。窮屈な姿勢で長時間座っているときに心配されるのが、肺血栓塞栓症(エコノミークラス症候群)だ。

じっとしていることにより血液粘度が高まって脚の静脈に血栓ができてしまい、それが肺の血管に詰まる、というのがこの病気の原因。最悪の場合には死亡することもある。
そのため、概してシートピッチが狭いLCCでは、普段以上に注意をする必要がある。

ちなみに、「エコノミークラス症候群」という俗称が誤解を招いているのだが、たとえレガシー・キャリアのビジネスクラスでも、悪条件が重なれば肺血栓塞栓症になることがある。

肺血栓塞栓症を避けるためには、水分の補給と軽い運動が効果的だ。有料だからといって必要以上に飲み物を控えることのないように。
また、ときどきは席を立って歩いたり、それが難しい場合は、座ったままでもいいので、脚を動かすなど簡単な体操をするといい。

【8】制限事項を確認する

LCCの航空券は、レガシー・キャリアよりも多くの制限事項が設けられている。たとえば、キャンセル不可(キャンセル料100パーセント)もその一例。
どのような制限があるのか、また海外でスケジュール変更を余儀なくされた場合にどのような対処法があるのか、できれば事前に調べておきたい。

また、LCCは欠航や遅延を覚悟しなければならないのだが、その場合、他社便への振り替えはまず行われないと考えたほうがよい。また、欠航や遅延が理由で他社便への乗り継ぎができなかった場合にも、その補償はされない。


LCCは確かに不便なことも多い。しかし、上記のような準備をきちんとしておけば、きっと窮屈なだけではない、楽しいフライトになるはずだ。

地球の歩き方ストアで航空機グッズを購入する

旅行用快適グッズ



海外格安航空券を探す