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エアラインの選び方や、お得な航空券を探す方法

LCCの料金は確かに安いのだが、ではLCCの航空券がいちばんお得なのか、というと、そうとも限らない。
では、どうすればお得な航空券を探すことができるのだろうか?
まずは、航空券の種類の違いをしっかりと把握して、自分にとっての「お得な航空券」を見極めるところからスタートしよう。

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お得な航空券を探すなら、まずは、航空券の種類をざっと把握しておこう。
現在、日本に流通している航空券は、大きく以下の4種類に分けることができる。

【1】正規運賃航空券(ノーマル航空券)

レガシー・キャリアから直接購入する正規運賃の航空券のことで、「ノーマル航空券」ともいう。価格は、IATA(国際航空運送協会)が定めている。
ほかの航空券に比べるとかなり高額であるが、「有効期限1年」「利用するエアラインは自由」「経由地でのストップオーバーが自由」「無料でキャンセルや予約変更が可能」と自由度が高い。

【2】正規割引運賃航空券(PEX航空券)

【1】と同様に、レガシー・キャリアから直接購入する航空券。通常、「PEX航空券」と呼ばれる。正規運航航空券に比べるとさまざまな制約があるが、そのぶん割安になっている。
「ZONE PEX」と「A PEX」があり、前者は出発当日でも予約や購入できるが、後者はエアラインが指定する期限までに予約や購入をしなければならない。自由度の高い前者のほうが、やや割高だ。
A PEXは、次に紹介する格安航空券よりも安くなる場合もある。

【3】格安航空券

エアラインから旅行会社経由で販売される航空券。
飛行機に多くの空席を残したまま運航すると赤字になるので、エアラインは、自社では売りきれない航空券を「団体割引用」として大量に旅行会社に卸していた。それらが個人客にバラ売りされたものが、格安航空券のはじまりだ。

旅行会社には販売手数料が支払われるため、その手数料を割り引いた価格で市場に出ることもあり、エアラインから直接購入するよりも安く入手できることが多かった。 しかし近年、レガシー・キャリアがネットで直接販売できるという事情もあって、手数料が支払われないケースも多く、PEX航空券の価格と大差がつきにくくなっている。

売れ残りを出さないための航空券なので、おのずと制約は多くなる。旅行会社や航空券の種類によって細かい規則は異なるが、「予約の変更はいっさい不可」「座席指定不可」ということもある。

【4】LCC航空券

LCCの正規航空券。PEX航空券や格安航空券と比較しても、破格の安さだ。

レガシー・キャリアの航空券が「往復」を基本にしているのに対して、「片道」を基本としており、「最低(最大)滞在日数」などはない。
早い時期に購入するほど安くなるシステムだが、不人気の便は価格が安くなったり、バーゲンやキャンペーンなどでさらに安く購入できることもあるので注意が必要だ。

ただし、キャンセルや変更が発生した場合の手数料は、かなり高額。購入した時点で払い戻し不可(キャンセル料100パーセント)となるようなエアラインもあり、自由度は低い。
また、いっけん安い料金に見えても、レガシー・キャリアなら無料のサービスが有料になることも多く、トータルでは意外に高くなることもある。

レガシー・キャリア LCC
正規運賃航空券
(ノーマル航空券)
正規割引運賃航空券
(PEX航空券)
格安航空券 正規運賃航空券
(キャンペーン含む)
購入場所 エアライン
旅行会社
エアライン
旅行会社
旅行会社 エアライン
(原則ウェブサイトのみ)
価格の安さ(※) 1 2~3 3~4 4~5
キャンセルや変更の
自由度(※)
5 3~4 2 1
マイレージの貯めやすさ 4 3 2 1
(大多数のエアラインは
マイレージ制度がない)

※ポイントが高いほうが旅行者に有利。

LCCとレガシー・キャリアを使いわける

「そんなに安いのであれば、絶対にLCCに乗ろう」と思った人もいるかもしれないが、「格安航空(LCC)とレガシー・キャリアとは?」のページでも説明したように、LCCにもデメリットがあり、単純に「お得」とはいいがたい。

要は、それぞれの特徴やメリット・デメリットを知り、上手に使い分けることが重要だ。

まず、LCCは、基本的に長距離路線は運航していないということ。
たとえば、日本からヨーロッパやアメリカに行く場合を考えてみよう。LCCによる日本からの直行便はないので、乗り継ぎをすれば行けなくはない。しかし、乗り継ぎのための移動、座席の快適度、機内サービスやエンタメ機器の充実度などを考慮すると、あまり長距離向きとはいえない。

つまり、長距離路線はレガシー・キャリアのほうが賢明な選択といえる。

いっぽうで、短い路線、片道しか乗らない場合などは、LCCの得意とするところだ。
ロンドンに着いて、マドリッド、ローマ、コペンハーゲンとまわって、またロンドンから帰るような旅行の場合、東京-ロンドンの往復航空券で、2区間無料で乗れるケースも多いのだが、それだけではカバーしきれない。
現地のレガシー・キャリアのPEX航空券を購入することも可能だが、LCCのほうが圧倒的に安い場合が多い。

インターネットが普及する前は、ロンドン-マドリッド便などの日本発着ではないフライトを、個人が日本から予約することは難しかった。
しかし今、LCCのウェブサイトを開けば、世界中のどこからでも自由に予約をすることができる。

お得な航空券を探すには

以上のことを踏まえて、お得な航空券の探し方を紹介しよう。

まずは、情報を集めることが大事なので、総合型旅行サイトで、その路線の相場をチェックする。このとき、希望路線を運航しているエアライン名も同時に確認しておくといい。

次に、エアラインのデータベースと直結していて、予約が直接できるタイプの旅行サイトを見てみよう。気に入った航空券があれば、そのまま空席のチェックや予約ができるのだ。

ちなみに、ここでヒットする安めの航空券は、PEX航空券か格安航空券だ。

次に、レガシー・キャリアのウェブサイトを見てみよう。「エアラインで直接購入すると高い」と思われがちだが、近年は、特に繁忙期など、PEX航空券のほうが格安航空券よりも安くなっている場合もある。
そして、もしもPEX航空券を購入するなら、どこで購入しても同一価格なので、エアラインのウェブサイトで直接予約することをおすすめする。

希望路線をLCCが運航しているなら、LCCのウェブサイトをチェックしよう。
たいていは、上記で探したPEX航空券や格安航空券と比べて、もっと安い価格で購入することができるだろう。

しかし、ここで慌てて購入しないほうがいい。LCCの場合は、表示されている価格以外にも、受託手荷物の料金などさまざまな出費が予測される。それらの合計がどの程度になりそうか、きちんと計算してみよう。

また、PEX航空券、格安航空券、LCCの航空券の条件を比較してみることも重要だ。後から予約変更できる自由度や、キャンセル料金が発生する条件などをよく確認すること。
そして、機内設備や機内サービスなども総合して判断しよう。

「安ければ多少の不便さは平気」「いくら安い航空券でも、長時間狭いシートに座っていたくない」「この料金でこれだけのサービスを受けられるのなら惜しくない」といった具合に、サービスに対する感覚は、人それぞれ。
最終的に、自分が「お得」だと思えるかどうかが大事なのである。

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